【年齢】 30代後半
【性別】 ♂
【身長・体重】 175センチ・70キロ

【外見】
 灰色の髪、橄欖石(ペリドット)色の目。左利き。
 日常的には楽な平服を好み(帯剣はしている)、団の制服・鎧の着用は、式典や公務、戦時のみ。戦場での武器はおもにハルバート。
 喉に古傷があり、それを覆うように首に布を巻いているが、負傷したのかと心配されることが多かったため、布を幅広のリボンにして結び目を蝶々結びにしたところ、心配されることは減ったものの、センスを疑われて怪訝な視線を浴びるようになった。
 喉の傷のせいで明瞭な発声が難しく、聞き取りにくいため、平時は必要以上に口頭での会話をせず、もっぱら首肯と筆談で対応。声は「獣が唸るようだ、吼えるようだ」と評される。(傷痕や声について、当人は気にしていない)
 年齢不詳な顔立ちのせいで、ともすれば10代に見間違われ、困惑することもしばしば。


【性格】
 平時は物静かで、温和な性情。
 公的な面において、もともと政治に対しそれほどの興味も造詣もなく、また思考も短絡的(国家の大儀より、目の前にあるものへの義理や情を優先しがち)である自分が差し出た口を挟むべきではないと考えているため、言うべき時には言うものの、発言すること自体は少ない。
 私的な面では、ひとに聞きとれる発声をしようと思うと声を張らなければならないため、それが面倒で会話を最小限にとどめたところ物静かという印象に繋がったが、戦場では一転して声を上げ、先陣を切る勇猛さから「人が違うようだ」という評価を多々受ける。当人にその意識はなく、つねに一定の自分だと認識している。
 やわらかなもの、ちいさなものは「愛でるべき」「守るべき」だと思っており、とくに年少の騎士や女性騎士が戦場に立つことを個人的に好ましく思っていない。
 よく本を読んでいるが、綺麗な挿絵を眺めているだけで、じつは絵本。読み書きの労力も最小限にとどめたいと思っている。口数少ないために気配も薄まりがちで、部下にしょっちゅう居所を探される。大概わりと近くにいる。


【生い立ち】
 アグリアの鉱夫の息子として生まれ、幼い頃、山脈のドラゴン・ナァダにパートナーとして見初められる。
 それを知った鉱脈主の貴族の計らいで、軍都の騎士団に入団。上級騎士にまでなったが、ある戦場で指揮官の無能から壊走を余儀なくされ、ナァダを失い、自らも深手を負った。(その際の傷が原因で明瞭な発声が困難になる)
 それをきっかけに、ドラゴンを兵器とみなすアグリアの方針に疑念を抱き、ナァダの遺骸から救い出した卵を持ってイグニアへ亡命。その途上、追っ手に襲われたところを巨大なドラゴンに助けられたことで、ドラゴンに対して親愛や友愛とはべつの、畏敬じみたものを感じるようになる。
 イグニアに亡命後、聖都の騎士団に保護を求め、入団。卵から孵ったナハルルを育てつつ、イグニアの騎士として暮らす。


【現在の状況】
 ナハルルをパートナーとし、イグニア騎士団に所属。騎士長。

【シェアに関して】
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